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ブレーキを踏んだ時「何か踏み心地がしっくりこない!」「踏んだ時に足にコツコツペダルが戻ってくる!」「ブレーキを踏むとキーキー音がする!」など自動車修理ではブレーキに関するトラブルも多いです、そんな状況から回復するには一般ではディスクブレーキローターの修理(交換!)ということになりますがまだ使える部品を交換して無駄に部品代をかけるのではなく、交換以外で修理する方法として今回のよくある故障(ブレーキ編)ではディスクブレーキのローター研磨について例に上げてみます!

ブレーキローター脱着 今回の例に上げているお車はブレーキの踏み心地の悪さと、踏んだ時に音がする、と言うことで修理の依頼を受けました、日本車ではそんなに無いのですが、このお車は外国車で外国車に必ずと言っていいほど見られる傾向なのですが、ブレーキパットだけの磨耗ではなく、ブレーキローターも異様に磨耗してしまい、パットとローターのあたりの悪さが原因で踏み心地の悪さと、磨耗してしまったローターの溝とパットのサイドがあたり音が出てしまっていました、まだローターは研磨で使える状態ですし、ただでさえ外国車は部品が高いので部品代をかけずにローター研磨にて修理ということになりました、まずブレーキローターを外します!
ブレーキローター1 これが取り外したディスクブレーキローターです!写真が小さいのでわかりずらいですが、ディスク面の真ん中はえぐれていてローターの内周面と外周面が異様に突起しています、外国車の場合ブレーキパットだけを減らしてブレーキを効かせるのではなく、ローターも一緒に減らしてブレーキを効かせるといった構造のようなので仕方ないでしょう、聞いた話によると、パットを交換する際にブレーキローターも一緒に交換するように言っているメーカーもあるようです、ただでさえ外国車は部品が高いのにもったいないですね・・・・・・!
ブレーキローター2 上の写真の拡大ですがディスク面の真ん中のえぐれと内周面と外周面が異様に突起しているのがわかっていただけるでしょうか?内周面と外周面の突起がブレーキパットのサイドにこすれて音が出てしまっているのです!仮にこのような状態のローターにブレーキパットが減ったからと言うことでブレーキパットだけを交換してしまうとブレーキパットの変磨耗やブレーキの踏み心地がふわふわしてしまいブレーキの効きの悪さにもつながるのでこのような状態の時は必ず研磨することをお勧めします!
旋盤 ではブレーキローターを研磨していきます!当社ではホームページ内の”金属加工編”で紹介している旋盤を使ってブレーキローターの研磨を行います、普通の自動車修理屋さんでは旋盤を持っている所はほとんど(全く!)ないですね!ブレーキローターを削る専用の機材もあるようですが、とんでもなく高価な上にブレーキローターを削ることにしか使えないので使用頻度の少ないブレーキローターしか削れない機械ではなく当社では旋盤を導入しています、旋盤であれば金属加工において多用途での使用が可能なので大変重宝しています。写真のアタッチメントはローター研磨用で社長の手作りです!(元はドラムブレーキです・・・!)
ローター研磨作業 上の写真のアタッチメントを旋盤に取り付けしっかり芯出しができたことをダイヤルゲージで確認します、芯出しがしっかりできていないと走行時にブレーキローターの振れが発生し、ブレーキペダルがコツコツ戻ってくる原因になります!芯出しができたらブレーキローターをアタッチメントに取り付けます!あとはローターを削っていきます、ブレーキローターの表面と裏面を両方ともしっかり削ります!写真で削れていってるのがわかりますかね?
ローター研磨作業終了 上の写真の研磨後の写真です!ボコボコした面は寸分のくるいも無くきれいに研磨されています、前工程でしっかり芯出ししているので問題はないですが一応研磨した面をダイヤルゲージにてブレーキローターに振れが無いかを確認します、この作業を表面と裏面に行います!
ローター研磨後 左の写真が削り終わったブレーキローターですローター面の粗さも無くなり見栄えもほぼ新品みたいな感じです!機能的にも新品のブレーキローターと何も変わらないです!2枚目の写真と見比べてもらえばその差は一目瞭然ですね!
作業終了! 左右のブレーキローターを研磨して研磨作業完了です!あとは車に取り付けて走行テストを実施し、ローターの振れ、ブレーキペダルの戻りがないことを確認して作業完了です!
「何か踏み心地がしっくりこない!」「踏んだ時に足にコツコツペダルが戻ってくる!」「ブレーキを踏むとキーキー音がする!などのほかにブレーキトラブルで多いのが中古車を買われたお客様に多いようです、中古車は売れるまでの間お店の展示場に動かすこと無く飾られているのがほとんどですのでブレーキパットのあたっている面は錆びることなくきれいなのですが、あたっていない面は錆びなどが発生し、ブレーキを踏んだ時のペダルの戻りの原因になることが多いようです、そのような時は高いお金をかけてのローターの交換ではなく、研磨で十分修理することが可能です!ブレーキの調子が悪いなどの症状がありましたら是非当社にご相談ください!
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よくある故障(ブレーキ編)