よくある故障(エアコンマグネットクラッチ編)

これから夏場にかけてエアコンを使用することが増えてきます、冬場にエアコンを使わないでいて夏場にいざ使おうと思ったら・・・・効かない!そんなこと有りますよね?エアコンは結構壊れやすいもので修理費用も結構かかってしまいます、今回のよくある故障ではカーエアコンを取り上げてみます!カーエアコンの故障と言っても原因はたくさんあります、ガス漏れ、エアコンコンプレッサーの故障、内部での詰まり、切りが無いほどあるので前回のガス漏れの例に続きエアコンのマグネットクラッチの故障について例に上げてみます!

マグネット 写真の部品がエアコンコンプレッサーの前側に付いている今回の故障原因として取り上げているエアコンプーリー&マグネットクラッチです、この部分のエアコンプーリーは、通常エアコンが入っていないときでもエアコンベルトにて常に回転しています、中にはベアリングが入っていて、高速で常に回転しているのでベアリングが破損することも大いにありえます。今回マグネットクラッチを壊した原因はこのベアリングが中で砕けてしまった事による故障です。
マグネット1 マグネットクラッチとは、エアコンプーリーの中におさまっており、マグネットに電気が流れることにより磁力化してプーリーの前側にあるクラッチを吸い付け、エアコンのコンプレッサーを働かせる重要な役割を果たします。しかし上でも述べたとおりプーリーの中におさまっていてプーリーとのクリアランスはほとんどと言っていいほどありません、ですから今回プーリーのベアリングが砕けてしまったことによりマグネットとプーリーがこすれ、マグネットを破損してしまったのです。左の写真が壊れたマグネットです。
リビルトコンプレッサー 本来マグネットの故障だけであればよほど「手が入らない!」などのことが無い限りコンプレッサーを外すことなくマグネットの交換だけで作業を進められるのですが今回はそうもいきませんでした、コンプレッサーを外さなければエアコンガスを抜いたりしなくて済むので金額的にも大きな差がうまれます。仕方なく今回はリビルト部品を使う事にしました。コンプレッサーがなぜ使えないの?それについてはこの下で説明します。
エアコンコンプレッサー 今回コンプレッサーが使えなくなった原因は左の写真の赤丸で囲んだところにあります、この部分はエアコンコンプレッサーのプーリーのべリングがはまるところなのですが、本来ベアリングのはまる場所にはほとんどクリアランスが無い状態でなくてはならないのですがベアリングが破損しロックしてしまったのでしょう、ベアリングのはまるところがこすれて痩せてしまっているのです、これでは新しいプーリーに交換してもガタが発生してまたマグネットをこすってしまうので使用することが出来ませんでした。
ベルト破損 ベアリングがロックした事により、エアコンベルトまで焼けてちぎれてしまいました、これもまた交換しなくてはならいので余計にお金がかかってしまいます。今回の故障は何らかの前兆があったはずです、エアコンの修理は部品が高いのも確かですし、クーラーガス、コンプレッサーオイルなども使用するため金額が必然的に跳ね上がってしまうのでエアコンに使用時に、「何か異音がする!」などと感じた時はすぐに点検をすることを心がけましょう。
カタヤマオートサービスタグ

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